予測不可能な状況に直面した時、落ち着かない、不安、恐怖に駆られるのは人間としてとても自然なことです。
その理由は私たちの脳にあります。
普段私たちは、脳の中で最も新しい部分、人間脳を使って考えています。約2〜300万年前にできた部分で、合理的・分析的な思考を司る部分です。
一方、約5億年前に発達した脳の中で最も古い部分にあたる爬虫類脳は、生命維持のための本能を司り、依然として私たちに大きな影響力を持っています。例えば、危険に直面した時の反射反応など、自分ではコントロールできない様な時です。
何か熱いものを触ってしまった時のことを思い出してみて下さい。
先日私は、電源を切ったばかりのアイロンに手を触れてしまいました。その時私は、「うーん、このアイロン、どれくらい熱いかしら?火傷するかしら?手をどかした方がよさそう?」なんて思ったでしょうか?いいえ、アイロンを触った瞬間、何も考えずにすぐ手をどかしました。
これこそ爬虫類脳の働きで、「熱いぞ!火傷するぞ!」と爬虫類脳から危険信号が送られた結果、身体が本能的に反応を示したのです。
このように私たちの脳は、過去の情報や経験を保存し、同じようなことが再度起きた時に、正しい反応をして生命維持できるようにプログラミングされています。
しかし、この爬虫類脳は過去にプログラミングされていないことには対応できません。
そのため、不確実性の高い状況に私たちが突き進もうとすると、嫌悪感、不安、恐怖を抱かせ、危険から身を守ろうとします。
これは原始の時代、猛獣に襲われるなど、突発的な危険から私たちを守るには必要不可欠で、良い方に機能していました。
しかし、現代の私たちの生活は違います。新型のウィルスや変異種、近しい人の病気、失業、何らかの結果の受け取り、海外渡航の予定を狂わせるルール改変など、とにかく予測もコントロールもできないことが多い世の中です。
そんな不確実な状況でも、失望することなく、前を向いて進むにはどうしたらよいでしょうか。
Sasuga! Podcast Episode 152では次のことについてお話しします:
- 日本に再入国できないかもしれないことに対する私のリアクション
- 「さつま芋フライが細すぎる」と夫に言われ私が泣いた理由
- 不確実性への対応力を高める7つの方法
Enjoy!
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Episode 63: 先行き不透明な時にポジティブでいてよいか
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