数年前、ある地方の大学で女性向けの講演会をした時の話です。
若い参加者で、話の聴き方や質問の仕方から察するに、明らかに優秀な女性がいました。
「将来何がしたいですか?」と尋ねると、彼女は「地元の駅で働きたい」と答えるのです。
私は驚きました。
こんなに優秀で可能性を秘めた子が、私の観点からすれば、随分控え目な夢を持っているものだと。
でも、後になって分かりました。彼女の周りには、「あんな風になりたい」と思うようなロールモデルとなる女性がいないのです。
目指せるものを知らなければ、手に入れたいと思わない。当然ですよね。
日本が女性管理職を増やすことに苦戦しているのは皆さんもご存知の通り。現在、日本における女性管理職の割合はわずか15%。
これは世界平均の23%を下回り、日本政府が目標に掲げる30%も大きく下回ります(しかもこの目標、実現からほど遠いという理由で既に10年間先延ばしされました)。
実はこの問題、企業が女性に昇進の機会を与えられていないという事にとどまらず、女性の側も昇進を前向きに考えられない、という現状があるように思います。
以下は2020年に「女性が昇進したくない理由」をマッキンゼーがオンライン調査した結果です:
- ワークライフバランスを保つことができないから
- 昇進することで課せられる責任を負いたくないから
- 管理職に興味がないから
- 管理職として職務を全うする自信がないから
- 昇進しても待遇がさほど変わらないから
Sasuga! Podcast Episode 134では次のことについてお話しします:
- ビジネスで女性が仕事でステップアップしていくための自信と意欲を欠いてしまっている現状に、どう向き合うことができるか
- 男性が昇格を望む理由と女性のそれとの違い
- 働く女性のさらなる活躍のために、インスピレーションと前進する力を提供する新たな方法
Enjoy!
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