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緊張していても、自信を持って話し始める方法

まとめ プレゼン前に緊張するのは、経験豊富なプレゼンターでも当然のことです。効果的な対策は、毎回必ず使える「型」を持つこと。この記事では、好印象を与え、聴衆を引き込み、自信を持って話し始めるための5つの要素からなる「さすが!イントロダクション構成」をご紹介します。

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プレゼン中に頭が真っ白になったことはありますか?緊張しすぎて、言葉が出なくなったことは?

プレゼンは真剣勝負です。あなたの信頼性、アイデア、リーダーシップがすべて、その場で評価されます。特に、母国語ではない英語でプレゼンをしなければならないとき、そのプレッシャーは相当なものがあります。

この記事では、緊張したときに何が起きているのか、どう対処できるのか、そして英語が母国語でなくても毎回自信を持って話し始められるシンプルな構成をご紹介します。

カメラの前で頭が真っ白になった日


私が初めてプレゼンテーション研修を受けたのは、マッキンゼー時代のことです。グループの前に立って話さなければならない状況で、全員の視線が私に集まっていました。

突然、頭の中が真っ白に。本当に最悪でした。

永遠のように感じられる時間が過ぎたあと、なんとか話し始めることができました。

部屋の隅には、大きくて古めかしいビデオカメラが置いてあって、一部始終を録画していたのですが、トレーナーは、「では、もう一度見てみましょうか。」と言うのです。

一度目だけでも十分つらかったのに、今度はみんなの前で大きなスクリーンに映し出されるなんて。。。

ところが、不思議なことが起きました。

再生映像の中の私は、途中で一瞬止まっていましたが、少しの間を置いて、また話し始めました。

それが、なぜか自信があるように見えたのです。

内側で感じていたことと、外から見えていたものは、まったく違ったのです。

その経験が、「もしかしたら、私にもプレゼンができるかもしれない…」と私が思うきっかけになったのです。

それから20年以上、私は数え切れないほどのプレゼンを行い、何千人もものビジネスパーソンが、より明確に、より自信を持って、より大きなインパクトを持って話せるようにコーチングしてきました。

緊張するのはなぜ?そして、それでいい理由


プレゼンについて話すと、ほぼ全員が「緊張する」と言います。自分だけがおかしいのではないかと思っている方も多いですが、緊張は完全に正常なことです。生理的な反応なのです。

これは、私たちの原始的な脳に起因しています。人前に立つと、脳は「受け入れてもらえるだろうか?」という脅威を感知し、闘争・逃走反応を引き起こします。心臓がドキドキする、息が苦しくなる、頭が真っ白になるといった反応です。

思い当たることはありますか?

原因、症状、そして対処法については、私の自主学習コース「Speak Like An Expert Online」でさらに詳しく解説しています。ただ、緊張を和らげるうえで最も効果的なことは何かというと、毎回必ず使える「型」を持つことです。話し始め方が決まっていれば、緊張に振り回されずに済みます。

さすが!イントロダクション構成


話し始めをうまくできると、聴衆に好印象を与えられます。そして自分自身も自信が持てます。プレゼン全体の成功への土台が整うのです。

日本人のビジネスパーソンが英語でプレゼンをするときによく見られる問題があります。それは、全体像を示さないまま詳細に入ってしまうことです。その結果、外国人の同僚は早々についていけなくなってしまうのです。

実は、あなたが話し始める前から、聴衆は、この人は誰?何の話をするの?なぜ聞く必要があるの?いつメッセージを確認できるかな?と、すでに自問しています。

これらの疑問にすべて答え、すぐに聴衆を引き込むことができるのが、「さすが!イントロダクション構成」です。Who(誰)、What(何)、Why(なぜ)、How(どのように)、そしてWow!(わお!)の、5つのシンプルな要素から成り立っています。

Who(誰)―聴衆があなたをまだ知らない場合、つながりと信頼を築くために、簡単に自己紹介をしましょう。たとえば、私はビジネスパーソンと初めて話すとき、マッキンゼー・ジャパンでの10年間の経験に触れることが多いです。それが相手にとって意味のある情報だからです。

What(何)―何について話すのかを、はっきり伝えましょう。あなたには自明でも、聴衆には自明ではないことが多いです。これにより、誤解を防ぎ、全員が同じ認識でスタートできます。

Why(なぜ)―多くのプレゼンターが見落としがちですが、これがとても重要です。聴衆の脳は自然に「自分にとって何のメリットがあるの?」と、問いかけています。そのため、このプレゼンの最後に、聴衆は何を理解し、何を決断し、何ができるようになっているのかを伝えましょう。注意点:「I want to get your buy-in(ご賛同いただけると嬉しいです)は聴衆へのメリットではありません。それはあなた自身へのメリットです。

How(どのように)―主なトピック、所要時間、質問のタイミング(途中でも受け付けるか、最後にまとめてか)を伝えましょう。たとえば:「本日は3つのトピックをお伝えします。背景、現状の課題、そして提案です。約20分を予定しており、ご質問はいつでも受け付けます。」など。これにより、聴衆はリラックスして集中できます。

Wow!(わお!)―これがフックです。聴衆の注意を引くもの―質問、印象的な画像、短いストーリーなど。Who、What、Why、Howが聴衆の頭の中の論理的な疑問に答えるとすれば、Wow!は感情的に引き込むものです。

5つの要素は必ずしもこの順番でなくてかまいません。聴衆によって調整できます。
ちょっとした楽しい課題として:この記事の冒頭を読み返して、どこでそれぞれの要素を使ったか探してみてください。😄

明確な構成があれば、緊張を和らげ、自信を持って話し始めることができます。

実践してみましょう


次にプレゼンの機会があるとき―大きなカンファレンスでも、クライアントへのピッチでも、チームの定例ミーティングでも、「さすが!イントロダクション構成」を使ってみてください。Who、What、Why、How、Wow!

まずは、そこからスタートしましょう。話し始め方がわかっていれば、より少ないストレスで、より大きな成功へと自分を導くことができます

 


 

質問力を高めるための無料リソース


プレゼンの冒頭だけでなく、全体を通じて明確に、自信を持って話せるよう、英語フレーズ集を無料でご用意しました。日本語での解説つきです。

その名も「12 Essential Phrases for Clear, Confident English Presentations」―聴衆への挨拶からQ&Aの対応まで、12の実践的なフレーズをまとめています。

 

さらに深く学びたい方へ


このブログが参考になった方、緊張対策から構成、ボディランゲージ、声の使い方、スライド、Q&Aまで、プレゼンスキルをより深く学びたい方には、自主学習コース「Speak Like An Expert Online」がぴったりです。

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次の記事をお見逃しなく


この記事は、小学館から出版した私の著書『英語の仕事術』の出版10周年を記念した5回シリーズの第2回です。今後は、電話会議、グローバル会議をリードする、コンフリクトのトピックを取り上げていきます。

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よくある質問

 

プレゼン前に緊張するのはなぜですか?

プレゼン前の緊張は、完全に正常な生理的反応です。人前に立つと、原始的な脳が社会的な脅威を感知し、「受け入れてもらえるだろうか?」と、闘争・逃走反応を引き起こします。心臓がドキドキし、息が苦しくなり、頭が真っ白になります。これが正常だと知るだけで、少し楽になることがあります。

 

プレゼン中に頭が真っ白にならないようにするには?

頭が真っ白になるのを防ぐ効果的な方法は、毎回使える導入の構成を持つことです。次に何を言うかがわかっていれば、パニックになりにくくなります。内容がスムーズに出てくるまで練習することも助けになります。

 

さすが!イントロダクション構成とは何ですか?

「さすが!イントロダクション構成」は、岩田ヘレンが開発した、ビジネスパーソンが明確さと自信を持ってプレゼンを始めるための5つの要素からなるフレームワークです。5つの要素はWho(自己紹介)、What(トピックの提示)、Why(聞く理由を伝える)、How(アジェンダ・時間・Q&Aの形式を説明)、Wow!(感情的に引き込む)です。聴衆によって順番を変えることもできます。

 

英語で自信を持ってプレゼンを始めるには?

スクリプトを読んだり暗記したりするのではなく、明確な構成から始めましょう。「さすが!イントロダクション構成」を使えば、毎回のプレゼンを5つの要素で始められます。「I’d like to cover three topics today」や「I’m happy to take questions at any time」といった定番フレーズと組み合わせると、最初の一言からより自信を持って話せます。

 

母国語でない英語でプレゼンするときに緊張するのは普通ですか?

もちろんです。英語を母国語とする人でもプレゼンで緊張します。母国語でない場合、言語と緊張の両方を同時に管理しなければならないため、プレッシャーはさらに大きくなりがちです。でも、構成と準備によってその両方を軽減できます。完璧な英語は必要ありません。明確なメッセージと、信頼できる話し始め方があれば大丈夫です。

 

日本人プレゼンターが英語プレゼンでよくする失敗は何ですか?

よくある失敗は、聴衆との関係を築き、全体像を示す前に詳細に入ってしまうことです。グローバルな聴衆は、内容の前につながりとコンテキストを必要としています。なぜ聞く価値があるのかを知りたいのです。これがないと、内容がどれだけ優れていても、ついていくのが難しくなります。


この記事は、岩田ヘレン著『英語の仕事術(Eigo no Shigoto-jutsu)』出版10周年を記念した5回シリーズの第2回です。シリーズの全記事はこちら:

第1回:上手な聞き方、尋ね方